こんにちは、きなこです。
突然ですが、NARSとエテュセが同じ会社のブランドだって知っていますか?
世の中には膨大な量のコスメブランドがありますが、1つの会社が何個ものブランドの製品を作っています。
あのプチプラブランドが実はあのデパコスと同じ会社の商品っていうのはよくある話。
そしてそれを知ることで敏感肌でもコスメが選びやすくなります!
今回はプチプラ〜中価格帯に絞って化粧品の系列ブランドをまとめました。
- なぜ敏感肌だと化粧品ブランドの関係性を知ることが必要なの?
- 国内大手化粧品メーカーのコスメブランド
- その他国内企業
- 外資系化粧品メーカー
- 薬品会社
- 異業種参入の企業
- なぜこんなにブランドが増えているの?化粧品OEM製造とは
- まとめ
なぜ敏感肌だと化粧品ブランドの関係性を知ることが必要なの?
敏感肌だとコスメ、特にスキンケアを選ぶのがとても大変ですよね。
いろいろなブランドの商品を買ってみては肌に合わなくて使えず、お金をドブに捨てたことが多々…。
そんなとき、肌に合うコスメを見つけるヒントとして化粧品ブランドの関係性を知っておくと便利。
同じ会社の商品は似たような成分であることが多いため、肌に合わなかった商品のブランドが所属する会社の商品を避けることができます。
逆に肌に合う商品のブランドが所属する会社の他のブランドの商品も肌に合う可能性が高いので、化粧品選びの大きなヒントになるのです。
ただ、ブランドによっては意図的に会社の色を隠しているブランドもあります。
例えばNARSは資生堂のブランドですが、そんな印象ないですよね。
ジルスチュアートやアディクションはコーセー系列、ポール&ジョーやアナスイはアルビオン系列などなど。
ブランドイメージを確立するためにあえて会社名を表に出していないブランドは一般的に「覆面ブランド」と呼ばれています。
覆面ブランドも含めてどの会社のブランドなのか知ることで、肌に合った化粧品を選ぶ手助けになります。
今回はプチプラの商品を中心にまとめてみました。
というのはデパコスの化粧品の系列ブランドはネットを探せばいっぱい出てくるから。
なお、「プチプラの定義=ドラッグストアで取扱のある、もしくはそれと同等の価格帯」としました。
※この記事は2020年3月現在の情報を元に執筆しました。
※今回は韓国コスメは対象外としました。韓国コスメまで含めると収拾がつかないので。。
※ブランドのロゴはすべて公式サイトより引用しております。(引用サイトを明記しております。)
※これは素人のきなこが独自でまとめた情報です。
国内大手化粧品メーカーのコスメブランド
資生堂
マジョリカマジョルカ
アクアレーベル
インテグレート
インテグレートグレイシイ
専科
dプログラム
マキアージュ
エリクシール
ベネフィーク
HAKU
プリオール
アベンヌ
エテュセ
WASO
プリオール
リバイタル
日本最大の化粧品メーカーとして世界的にも有名な資生堂。
最低限のブランド数であらゆる年代や用途を網羅している印象があります。
特に、アクアレーベルはプチプラなのに大人でも使えて、手入れも楽ちん、コスメにあまりお金や時間をかけたくない層に響くブランドとして確立されてるなと思います。
コーセー
カルテクリニティ
ヴィセ
ヴィセアヴァン
ファシオ
エスプリーク
エスプリークエクラ
ルシェリ
雪肌精
ONE BY KOSE
ソフティモ
クリアターン
リンメル(現在は売却しコティ系列)
コーセーはプチプラコスメの色出しがデパコス顔負けですごくいいなと思っています。アーティスティックな色出しのアディクションが傘下にある企業だけあって、ヴィセアヴァンやエスプリークのアイシャドウの色味、いいよね。
スキンケアでは肌の水分保持能の改善の効果があるライスパワー®No.11を使用しているブランドが複数。この成分をとても推しています。
通販も強く、米肌は通販限定ながら人気のブランドですね。(私も米肌のスキンケア好きです)
花王・カネボウ
キュレル
Sofina ip
オーブクチュール
ソフィーナ プリマヴィスタ
ビオレ
ニベア
エビータ
ケイト
コフレドール
suisai
dew
フリープラス
フレッシェル
メディア
花王は家庭用品のイメージが強かったように思いますが、2006年にカネボウを買収したことでコスメ領域も強くなった印象です。
バラエティに富んだブランド展開ですが、特に敏感肌ブランドに強いイメージがあります。
その他国内企業
思いついたブランドの会社を片っ端から調べたらこんなにいっぱいありました。
こうやって改めて会社ごとに分けてみると会社ごとの特徴が透けて見えておもしろい。
ピアス
デジャヴュ
オペラ
ナチュリエ
アイプチ
パラドゥ
ピアスはカバーマークやアクセーヌを傘下に持つ会社です。
オペラやデジャヴュなど人気のプチプラコスメは実はカバーマークの会社が作っています。
カバーマークのクレンジングとパラドゥのクレンジングが似ているという話がSNSで話題になりましたが、同じ会社で作っているからですね。
井田グループ
キャンメイク
セザンヌ
スウィーツスウィーツ
カントリーアンドストリーム
フィアンセ
ロージローザ
マペペ
キャンメイクとセザンヌは実は同じ会社って知ってましたか?デパコスの〇〇にそっくり!!みたいな流行りに乗った商品開発がとにかく得意なイメージ。
井田グループは元々井田両国堂という化粧品の卸売で超大手の企業を傘下に持っているので、そこでの売上データを商品開発に役立てているのかなと予想。
伊勢半
キス
キスミーフェルム
ヒロインメイク
松山油脂
肌をうるおすスキンケア
leef and botanics
marks and web
ポーラ
オルビス
マンダム
ビフェスタ
バリアリペア
メンズ向けブランド、ヘアケアブランドが主の会社ですが、スキンケアも出ています。
ファンケル
ファンケル
アテニア
スクロール
豆腐の盛田屋
24h cosme
tv&movie
草花木果(元は資生堂)
生協の洋服の通販として有名なスクロールですが、実は化粧品も作っています。
ヤーマン
オンリーミネラル
まかないこすめ
ヤーマンといえば美容家電のMTGなどが有名ですが、実はミネラルブランドのオンリーミネラルもこの会社のブランドです。
ネイチャーズウェイ
株式会社ネイチャーズウェイ – ナチュラル・オーガニックコスメ
ナチュラグラッセ
チャントアチャーム
石澤研究所
毛穴撫子
紫外線予報
透明白肌
あの有名なお米のマスクは石澤研究所の商品です。
石澤研究所には本当にたくさんのブランドの商品があるのですが、どれも比較的私の肌に合っていて好きな会社の1つです。
かならぼ
Fujiko
B idol
ユニークなコスメが人気のFujikoとあかりんこと吉田朱里さんプロデュースのB idolは同じ会社のブランドです。いわれてみれば、ユニークな発想とか韓国コスメに近い感じとか似てるかも。
msh
ラブライナー
タイムシークレット
Clue
whomee
&be
メイクアップアーティスト監修のブランドを得意としている会社です。
なぜか会社の公式HPが見当たらないので各ブランドサイトを貼っておきます。。
牛乳石鹸共進社
カウブランド
バウンシア
明色化粧品
モイストラボ
明色薬用美顔水
その他独立企業
1つの会社で有名なのが1ブランドの会社はここにまとめました。
・ルルルン(グライドエンタープライズ)
(株)グライド・エンタープライズ会社概要|フェイスマスク ルルルン【公式】
・エトヴォス
・ハウスオブローゼ
・ちふれ
・UZU(フローフシ)
・DHC
・HABA(ハーバー研究所)
・ドクターシーラボ(シーズホールディングス)
外資系化粧品メーカー
主に欧米のコスメを集めました。外資系といえばデパコスの中でも憧れブランドが多いので、デパコスは買えないけど似た商品が欲しいなと思ったときはここからコスメを選んでみるといいかも。
ただ、アメリカなどではM&Aが頻繁に行われていていつの間に所属会社が変わってることも多いので、数年後には変わってる可能性も。
日本ロレアル
メイベリン
ロレアルパリ
ラロッシュポゼ
NYX
日本ロレアルはランコムやイヴ・サンローラン、シュウウエムラなどを傘下に持つ世界的にも有名な化粧品会社です。
ランコムやYSLに似たコスメが欲しいと思ったらここから探すべし。
ランコムのトーンアップ下地(UVエクスペールトーンアップ)とラロッシュポゼのトーンアップ下地がそっくりなのは同じ会社だからです。
ユニリーバ
ポンズ
ダヴ
ヴァセリン
ジョンマスターオーガニック
会社概要 – ジョンマスターオーガニック セレクト 公式オンラインストア
ジョンマスターオーガニック
エルバビーバ
シンピュルテ
レブロン
レブロンはどこかの会社に所属していると思いきや、レブロン株式会社として独立しています。
(アメリカではマクアンドリューズ&フォーブス社の傘下)
エスティローダー、クリニーク、MAC、ボビイブラウンなどを擁するエスティローダーや、Diorやゲラン、ジバンシイなどを擁するLVMHグループは今のところプチプラ価格のコスメの展開はありません。
薬品会社
薬品会社が展開するコスメブランドも多くあります。
薬品開発の技術を活かしたスキンケアブランドが目立ちますが、エクセルなどのコスメブランドも少ないながらも人気です。
常盤薬品工業(ノエビア)
エクセル
なめらか本舗
ノブ
毛穴パテ職人
素肌記念日
舞妓はん
最近人気のエクセルは実は薬品会社のブランド。
薬品会社はスキンケアブランドに力を入れている場合が多いですが、メイクアップブランドが多いのが常盤薬品工業の特徴。
ロート製薬
オバジ
肌ラボ
SUGAO
ケアセラ
デオコ
メンソレータム
IKKOさん激押しの肌ラボはロート製薬。誰もが知っているメンソレータムのリップクリームもここが作っています。
第一三共ヘルスケア
ミノン
トランシーノ
ロコベースリペア
美白に特化したブランドや敏感肌向けのブランドなど、実に薬品会社らしい商品展開が特徴。
佐藤製薬
ブランドサイト一覧 | 薬と健康を見つめる製薬会社 佐藤製薬株式会社
ユリアージュ
ザプロアクティブカンパニー
セタフィル
プロアクティブ
スイスの製薬会社ガルデルマグループの系列の会社。
ニキビに効くプロアクティブと敏感肌向けのセタフィルが一緒の会社というのは意外!
異業種参入の企業
昨今、異業種の企業が化粧品業界に参入することが多くいろいろなブランドが誕生しています。
(正確には薬品会社も異業種参入の一種ですが、会社数が多かったので別にしました)
典型的な例でいうと、富士フイルムのアスタリフトやフラロッソ。
ドラッグストアやバラエティストアなどの小売企業では生存競争が激化していて、自社の独自ブランドのコスメを作ることでお客さんを囲い込もうとする動きが広がっています。
また、自社の技術を化粧品に応用して、多事業展開することでリスクを減らすことに一役買っていることもあるようです。
マツモトキヨシ
matsukiyo
アルジェラン
最近の異業種参入での成功例の一つがマツキヨのアルジェランだなと感じています。
本格的なオーガニックコスメがドラッグストア価格で買えるのは魅力的ですよね。
アインファーマシーズ
事業内容 | 調剤薬局・ドラッグストア・医薬流通サービスのアイングループ
アユーラ
DAZZSHOP
Lips&Hips
アインズ&トルペというドラッグストアの会社が実はアユーラやDAZZSHOPを傘下に持つことはあまり知られていない気がします。(アユーラは2015年に資生堂から買収)
ロフト
ロフコス
ロフトのコスメ売り場にひっそり置いてあるロフコスは名前の通り、ロフトのプライベートブランド。
東急ハンズ
muqna【ムクナ】 - 東急ハンズ - ここは、ヒント・マーケット。
muqna
ムクナは東急ハンズのプライベートブランド。シンプルなデザイン、敏感肌向けの優しい成分で好印象。
スタイリングライフホールディングス
サボリーノ
べキュアハニー
クリアラスト
スタイリングライフHDはみんな大好きバラエティストアPLAZAの会社。
PLAZAによく置いてあるサボリーノやべキュアハニーなどはここの商品だったりします。(正確にはスタイリングライフホールディングスの子会社BCL株式会社のブランド)PLAZAの売上を分析して商品開発に役立てているのかなと思います。
良品計画
https://www.muji.com/jp/ja/store
無印良品
私の大好きな無印良品は元々西友のプライベートブランドの一つでした。今や様々なテナントに入ってる人気ブランドに成長。
無印良品の化粧水がすごく肌に合っていて愛用しています。これと似た商品でもう少しエイジングケアとか美白効果があるものはないかなと思って探してるんですが、なかなか見つかりません。それは無印良品の系列ブランドがないからなんですよね…
チャコット
チャコットフォープロフェッショナル
チャコットはバレエのウェアを扱う会社です。
バレエの舞台で使う舞台用メイクを作って売ったところ爆発的な人気が出たため販路を拡大、今やバラエティストアならどこにでも置いてある人気商品となりました。
大容量でカバー力抜群、プチプラのチャコットのフェイスパウダーが特に人気ですよね。人気が出始めた今から10年くらい前はチャコットのバレエ用品専門店に行かないとチャコットの化粧品を手に入れることができなくて、バレエダンサーとはほど遠いチビでずんぐりむっくり体型の私がバレエ専門店に行くのにかなり勇気が必要だった記憶。
サイバーエージェント
【公式】N organic(Nオーガニック) | 国産オーガニックコスメブランド
N organic
AbemaTVやアメーバブログでお馴染みのサイバーエージェントもコスメを出しています。
ネット広告でよく出てくるN organic、広告戦略にサイバーエージェントの今までの知見が活かされているのかなと予想。
ニトリ
GUARDIO
なんとニトリも最近スキンケアラインを発売しました。
なぜこんなにブランドが増えているの?化粧品OEM製造とは
ブランドが多すぎてすっかり息切れ状態なんですが、、ここまで読んでくださった皆さまもうんざりかもしれませんがもう少しお付き合いください。。
なぜこんなにブランドがやたらたくさんあるのか。
そもそもプチプラの化粧品ブランドが急激に増えたのは2010年代に入ってからです。
昔は化粧品ブランドを作ろうと思ったら、どういう材料で作るのか?製造ラインは?流通ルートは?宣伝は?などなど課題が多く、簡単に参入できる分野ではありませんでした。
化粧品OEM製造会社が現れたことにより、この課題の一部が解決されることとなります。
「OEM」とは「Original Equipment Manufacture」の略で、発売元に変わって受託会社が製品を製造することです。
化粧品OEM製造会社に化粧品の製造を委託することで、工場や設備を持っていない会社でも化粧品を作ることが可能になりました。
さらに流通ルートについては、ネット通販の台頭により店に並べることなく販売することができるようになりました。
宣伝もウェブサイトやSNSで行ってしまえばいい。
このようなDtoC(Direct to Consumer)のビジネスモデルで化粧品を売ることができることになったため化粧品市場への参入の障壁が下がっています。
もしブランドを有する会社が違ったとしても委託しているOEM会社が同じならば、成分が似ている化粧品である確率が高いのではと予想しています。
どのブランドがどのOEM会社を使っているかがわかれば、自分に合うブランドと同じOEM会社を使っているブランドの中から化粧品を選べばいいんだ!
と思うのですが、当然そんな情報を開示してるブランドはないのでなかなか難しいですね。。
今のところ、肌に合うブランドと同じ会社のブランドを使うことが無難なようです。
まとめ
ここまで7000字近く読んでくださった皆さん、本当にお疲れさまでした。ありがとうございます。
ずっと書いてみたかった記事を書き始めてみたものの、ここまで来るのに調べたり画像作ったりなんだかんだ2週間ぐらいかかっております。。
内容も難しくなってしまい完全に自己満足の記事になってしまいましたが、一人でもおもしろい、参考になったなと思っていただける方がいましたら嬉しいです。
ここまで来ると、デパコス編や韓国コスメ編も作りたくなってくるね!!(自分で自分の首を絞めるスタイル)
韓国コスメについて語ってます。
普通のコスメレビューも書いてます…!