こんにちは、きなこです。
新年早々ドライヤーが壊れたので買い替えました。
パナソニックのナノケアドライヤーで初めて高浸透「ナノイー」が搭載された最上位機種「EH-NA0B」を購入し1ヶ月ほど使用しました。
今回は使用感と以前使用していたナノケアドライヤーと比較した結果を紹介します。
- 8年前のナノケアドライヤーから最新・最上位ナノケアドライヤーへ買い替え
- 「ナノイー」って本当に髪にいいのか
- ナノケアドライヤーEH-NA0Bのスペックを検証
- ナノケアドライヤーEH-NA0Bを実際に使った感想
- まとめ
8年前のナノケアドライヤーから最新・最上位ナノケアドライヤーへ買い替え
私が最初にパナソニックのナノケアドライヤーに出会ったのは8年前。
私の髪は柔らかく乾燥しているのに加え、毛量が非常に多く癖もあるのでとにかくまとまらずに悩んでいました。
ナノケアドライヤーがすごいとは聞いていましたが、こう見えて理系なのでそもそもマイナスイオンやらナノケアって言葉に懐疑的でした。聞こえがいい言葉ってだけでそもそも何がマイナスに帯電してるのかとか、本当にナノサイズなのかとか(以下略)疑問だらけ。
それに加えて当時の最新機種も2万円超え。効果に懐疑的なのに加え学生だった私にとって2万円はかなりの大金だったので購入するか迷いましたが、とにかく髪の毛の悩みが深刻すぎて結局購入。
そんなこんなで買うまでいろいろ思案があったものの、ものすごく気に入り8年ずっと使い続けました。8年の間に学生から就職し病気をしたり、結婚後は夫とともに使った思い出の1台。ついに壊れて風が出なくなりました。
8年も使えたのと、私にとってはいろいろと激動だった8年を共に過ごした感謝を込めて(大袈裟ですが笑)最上位機種を購入しました。
「ナノイー」って本当に髪にいいのか
昨今の美容業界はさ、とにかくインパクトがある名前とキャッチーな宣伝文句をつけとけばバズるっていう傾向あるじゃないですか。「○○すぎる」「神」「毛穴が消える」とか書いとけば流行るみたいな。(突然の荒ぶり)
「ナノイー」ってのもなんか「ナノ」ってすごそうとかそういうやつだろって思ってたし、8年前のナノケアドライヤー購入時もそんな懐疑的な気持ちでいっぱいだったのですが、効果はあったわけです。
そもそも、ナノイーって何の物質なわけ?どうして髪に効果があるわけ?って思いませんか。
パナソニックのウェブサイトなどを調べてみて私なりにまとめてみました。(一応理系の大学院出てたりします。)専門的なので興味がない方は飛ばし読みして実際の使用感についてを読んでください!
ナノイーとは?
そもそも「ナノイー」はNanotechnology(ナノテクノロジー)とElectronic(電気を帯びた)を合わせた造語。
空気中の水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの微粒子イオンです。
そこまではいいとして、何が電気を帯びているのかというと、OHラジカルです。
OHラジカルは不対電子を持つため超不安定で酸化力が強い。というのは電子は2つでペアになってないと安定しないけれど、OHラジカルは1つの電子がペアになっていないので、そこらへんの物質から電子を奪いたくてしょうがない状態にあるので不安定ってこと。
OHラジカルは不安定なので発生した瞬間に還元されて水(H2O)になってしまうのだけれど、パナソニックの技術で水の粒子に包み込んでいるので寿命をかなり伸ばしてラジカルのままでいることが可能になったそう。
OHラジカルを水の粒子で包み込んだもの=ナノイーということです。
なぜナノイーが髪にいいのか?
ナノイーがなぜ髪にいいのかというと、ナノイーに含まれたOHラジカルにより髪を酸化させてキューティクルを閉じることができるから。
髪が傷んでいる=キューティクルが開いた状態ですが、キューティクルが開いた状態はアルカリ性に傾いているのです。
これをナノイーに含まれたOHラジカルで酸化させることによって髪の毛を酸性に近づけることでキューティクルが閉じるのです。
キューティクルの開閉はパーマやカラーのときにも意図的に行っている作業です。
(髪を薬品で還元させてキューティクルを開いてからカラー剤やパーマ剤を塗布して色を入れ、その後酸化させることで色やパーマを定着させる)
よくわからんって方はパナソニックのナノイー紹介ページや厚生労働省のe-ヘルスネットも見てみてください。
ナノケアドライヤーEH-NA0Bのスペックを検証
完全なる趣味の世界に付き合わせてしまいましたが、ここからやっとこさ実際の使用感をレビューしていきます。
風量
一般的に風量が1.5m3/分以上が速乾と言われるそうです。
ナノケアドライヤーは1.3m3/分なのと、体感でも風量はそこまで強くないです。古い機種と比べても風量はほぼ同じだと感じます。
とにかく早く乾かしたいという方にとっては物足りないかもしれませんが、速乾ノズル搭載で強風と弱風が同時に出ることにより、私のようなロング・毛量多めでもわりとすぐ乾くのでそこまでの心配はしなくていいと思います。
下のようなノズルを風が通ることで、風が出る場所によって風量が変わって早く乾くらしい。
とにかく早く乾かしたい方はダイソンのドライヤー(3.0m3/分)のような風量重視のドライヤーが合うかもしれませんが、私の乾燥毛をダイソンで乾かすとものすごく髪が乾燥したのでナノケアの方が好きです。
風量の出典:《2020年》おすすめの人気ドライヤー10選! 選び方は「風量」と「温度」がポイント - 価格.comマガジン
重さ
ずっとナノケアを使っていたのもあり、特段に重いと感じたことはないです(約575g)。もちろん何の機能もない普通のドライヤーよりはかなり重いですが、ある程度の重さは高機能ドライヤーにはしょうがないのかなと思います。
モード
8年前のドライヤーは風量が3段階で温度が温風・冷風・スカルプモード(温風よりちょっとぬるくて頭皮に優しい)の3段階がありました。
これでも私にとってはかなりモードが多くてほとんど使いこなせてなかったのですが、最新機種のEH-NA0Bはとにかくモードがたくさんあるんですよ。
まず風量は8年前の機種同様に3段階。
そして温度がすごい。温風、温風と冷風が交互に出るモード、冷風、スカルプモード、毛先集中ケアモード、スキンモードがあります。
ボタンを押すとこのようにいろんな場所が光って温度や強さの違う風が出ます。
取り扱い説明書を見ると風量と温度の組み合わせで計9個のモードがあります。
覚えられないよ!せっかく大金出して買ったので全部のモードを使いたい。この表を壁に貼っておきたいくらいです。
音・におい
少しだけモスキート音のようなキーンとする音を感じる方もいるかもしれません。
私はもともと耳がいい方なので音が聞こえますが、夫は聞こえないと言っているので人によるかも。
ただし慣れれば全く気になりません。
風の音量自体もそこまで小さくはないので小さなお子さんがいる方などは注意。
また、使い始めは機械特有のオゾン臭が結構ひどいです。ですが3日くらい使えば臭いはほぼなくなるので最初だけ我慢。
ナノケアドライヤーEH-NA0Bを実際に使った感想
とにかくいろいろなモードを使いこなすのが難しい!モードを説明するシールかなんかをドライヤーに貼れればいいのになと思います。(シールなんか貼ったら映えなくなるかもしれないけどそんなこと気にしない。)
いろいろ試してみた結果、私は3つのモードを使っています。まず風量最大の温風モードで髪を乾かし、9割がた乾いてきたら温冷リズムモードで仕上げに軽く乾かし、最後に毛先だけに毛先集中ケアモードで風を当てています。
乾くスピードは正直あまり昔のドライヤーとは変わりません。ですが圧倒的に違うのがしっとり感。どんなに高級なトリートメントを使っても美容院でトリートメントをしていただいてもなかなか1度で効果を実感することはなかったのですが、このドライヤーを1度使っただけであれなんかしっとりしてるかもと実感しました。
このグラフのように水分発生量が桁違いだからなのかもしれません。水分発生量が2016年モデルの18倍ですが、私の昔のドライヤーはこの図の上から2番目の2011年モデルなので18倍以上です。
スキンケアでもヘアケアでもなんでも、自分で効果を実感することはあっても見た目に如実に表れたり人に褒められることなんてほぼないじゃないですか。メイクで褒められることはあってもケアで褒められることなどほぼない。美容なんて所詮自己満足なんだと。
でもこのドライヤーを使い始めて1ヶ月ほど経ったときに妹と久しぶりに会ったのですが、普段全く私のことを褒めない妹がおもむろに私の髪を触り「なんか髪がツヤツヤになったねぇ」と言ったんです。妹が私を褒めるなんて4年に1回もないことなので、これが私的には本当に効果があるんだと一番実感した出来事でした。
まとめ
パナソニックのナノケアドライヤーは3万円程するのではっきり言ってバカ高いです。
ですがその分の効果はあると思うし、前回のドライヤーが8年も使えたことを考えればコスパもそこまで悪くないのではとすら思います。
髪の乾燥に悩んでいる方はとにかく使ってもらいたいです!
ちなみにヘアトリートメントは大島椿一筋です。
2019年のベスコス!